有利子負債の注意点
有利子負債の額と比率には気を付けなければいけません。
企業が大型の設備投資などをする場合、株主が投資してくれた資本と企業が稼ぎ出した利益だけでは、資金が足りない事があります。
この場合、銀行から借り入れたり、社債を発行したりして、資金を調達します。借入金や社債は返済期限があり、利息も支払わなくてはいけません。これが有利子負債です。
この有利子負債がある企業はダメという訳ではありません。
しかし、有利子負債が多い場合は、元金の支払い+利息の支払いがあるので、有利子負債で借り入れてきたお金を投資して、しっかりと売上を上げて利益を増やすことが出来れば問題はありませんが、リスクがありますし、失敗すれば財務面が悪化します。
そして、前年度よりも有利子負債が増えている企業には注意が必要です。
有利子負債が増えたとしても、企業もそれだけ大きくなれば、それほど問題ではないのですが、有利子負債の比率が増えた場合は気を付けなければいけません。
この比率は、有利子負債依存度といい、
有利子負債 ÷ 総資産 = 有利子負債依存度 の式で求めます。
有利子負債の額が前年よりも増えていても、有利子負債依存度が増えていなければ、財務は健全だと言えます。
しかし、反対に有利子負債は増えていないが、有利子負債依存度が増えた時は注意をして、有価証券報告書などから原因を調べなければいけません。
有利子負債の項目には注意をして見て下さい。